
今日は、映画ゴーン・ガールについて紹介したいと思います。
僕は10年以上前に1度観たことがあったんですが、全然覚えてなかったので、もう1度観てみることにしました。
昔はデヴィッド・フィンチャー監督って多分、気づいてなかったので、その点も注目して視聴してしてみることにしました。
ジャンルは、サスペンス・ミステリー、有名サイトのレビュー評価は平均3.8、 僕の評価は、4.0、詳しい感想は後ほど紹介させていただきます。
まだ観たことがない方もいると思いますのでまずは、ネタバレなしの情報から紹介していきますね。
ゴーン・ガールの簡単なあらすじを紹介
誰もが羨むような幸せな結婚生活を送っていたニックとエイミーの5回目の結婚記念日に突然妻のエイミーが失踪してしまう、リビングには争った後があり、キッチンからは大量のエイミーの血痕が発見された。警察は他殺と失踪の両方の可能性を探るが、アリバイが不自然な夫ニックへ疑いの目を向けられる。その後、過熱するメディア報道によって夫婦の隠れた素性が暴かれ、やがて、事件は思いもよらない展開を見せていく・・・
ゴーン・ガールの監督、脚本、キャストについて紹介
ゴーン・ガールの監督
ゴーン・ガールの監督は、「セブン」「ファイト・クラブ」などで有名な鬼才、デヴィッド・フィンチャー、コロラド州デンバー市出身、アメリカ合衆国の映画監督。SFXアニメーター、CMディレクター、ミュージック・ビデオの監督を経て、1992年に映画監督としてデビュー。
主な作品
『エイリアン3』 『セブン』 『ゲーム』 『ファイト・クラブ』 『パニック・ルーム』 『ゾディアック』 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 『ソーシャル・ネットワーク』 『ドラゴン・タトゥーの女』 『ゴーン・ガール』 『Mank/マンク』 『ザ・キラー』
僕は、特にセブン、ゲーム、ファイトクラブが大好きです!!
→デヴィッド・フィンチャー監督の作品についてもっと詳しくみる>>
ゴーン・ガールの脚本
ゴーン・ガールの脚本・原作は、アメリカ合衆国の小説家、ギリアン・フリン (Gillian Flynn)、2006年に『KIZU―傷―』でデビューして以来、4冊の著書を刊行。『ゴーン・ガール』映画化の際は自ら脚本を担当し、数々の賞を受賞するなど高い評価を受けている。
主な作品
『KIZU―傷―』『冥闇(めいあん)』『ゴーン・ガール』『カーターフック屋敷へようこそ』
映画化された作品
『ゴーン・ガール』『ダーク・プレイス』『ロスト・マネー 偽りの報酬 』
僕自身は、ギリアン・フリンは知らず、他の作品は観たことがありません。
ゴーン・ガールのキャスト
映画『ゴーン・ガール』の主要キャストを紹介します。
・ニック・ダン:ベン・アフレック
・エイミー・ダン:ロザムンド・パイクデジー
・コリンズ:ニール・パトリック・ハリス
・ターナー・ボルト:タイラー・ペリー
・ボニー刑事:キム・ディケンズ
・マーゴット・ダン:キャリー・クーン
・ジェームズ・ギルピン:パトリック・フュジット
・ランド・エリオット:デビッド・クレノン
・メアリーベス・エリオット:リサ・ベインズ
・エレン・アボット:ミッシー・パイル
・アンディ・フィッツジェラルド:エミリー・ラタコウスキー
・ノエル・ホーソーン:ケイシー・ウィルソン
・ジェフ:ボイド・ホルブルック
主演は、「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」や「パール・ハーバー」などで人気のベン・アフレック、そして今作「ゴーン・ガール」でアカデミー主演女優賞にノミネートされたロザムンド・パイクデジーです。
ゴーン・ガール、ネタバレなしのレビュー評価を紹介

では、ゴーン・ガールは面白いのでしょうか?まだ観たことがない方のために、ネタバレを含まないようにレビューを紹介していきたいと思います。
評価にもあるように、僕もえ?え?と人間のリアルな恐ろしの描写にグッと引き込まれていく映画でした。もう何が本当で何が嘘かもう分からないような・・・
中には全然好きじゃなかった、、、なんて悪い評価もありますが、好みがありますのでぜひ自分で確かめてみてください。
〜〜〜ゴーン・ガールを、まだ観たことがなくて、これから観てみようかな、という方はここまで〜〜〜〜
※ここからはネタバレを含む内容となっていますので、観たことがあるよ、みんなの感想や考察が知りたいという方は読み進めてください!!
ゴーン・ガール、ネタバレあり、考察を紹介
ここからは、ゴーン・ガールのあらすじをネタバレありで考察しながらもう1度紹介していきましょう。
・ゴーン・ガールのタイトルの意味
まずは本作品のタイトルである「ゴーン・ガール」ですが、直訳すると「消えた 女の子」つまりどこかに行っちゃった女の子、かいなくなっちゃった女の子って意味です。結婚記念日に突然妻のエイミーが失踪してしまうところから物語が始まるので、タイトルは特にひねりとかはなく、そのままと言えばそのままですね。
・ゴーン・ガールのあらすじ(ネタバレあり)
冒頭では、ネタバレなしのあらすじを紹介しましたが、ここからは観た方に向けて詳しいストーリーを紹介しながら一緒に考察してみようと思います。
映画「ゴーン・ガール」は、2014年にデヴィッド・フィンチャー監督が手がけた心理スリラーで、ギリアン・フリンの同名小説を原作としています。表向きは完璧に見えたニックとエイミーの結婚生活。しかし、結婚5周年を前にエイミーが突如として行方不明になり、世間や警察の目は次第にニックに向けられていくという、日常の裏に潜む闇を描いた作品です。
・二つの視点から展開される物語
物語は、エイミーの失踪をきっかけに、二つの視点から展開されます。まず、エイミーの残した日記や回想シーンを通じて、彼女が苦しむ妻として描かれている一面が浮かび上がります。
ところが、物語が進むにつれて、巧妙な伏線が明らかになり、実はエイミー自身が計画的に失踪を偽装していたことが判明します。彼女は、夫の不貞や冷淡さに対する復讐心から、あらかじめ自身の失踪劇と証拠(偽の日記など)を仕組み、世間や捜査機関を翻弄する策略を練っていたのです。さらに、かつての恋人であるデジ・コリンズとの関わりも絡み、事態はさらに複雑さを増します。
こうして突如として劇的な帰還を果たしたエイミーは、自身が被害者であると同時に、すべてを計算し操る冷徹な操作者であることを明らかにし、ニックに離婚を申請できない状況―事実上、毒のある結婚生活から逃れられない環境―を強要するのです。
・ゴーン・ガールの考察
この映画の考察すべき点は、単なるサスペンスの枠を超えた、結婚制度やメディアによるイメージ操作、そして「真実とは何か」という問いを投げかけているというところにあります。
エイミーは単に被害者としての同情ではなく、自らの手で物語に筋書きを作り、世間の評価や法的判断を自分の都合に合わせて誘導しています。そしてニックは過ちや弱さを隠しながらエイミーの計略に巻き込まれていってしまいます。
エイミーは、完璧な妻としてのイメージを周囲に演じながら、実際には自身の目的を達成するために計画的な策略を巡らせる姿が描かれています。同時に、ニックもまた、外見上は魅力的な一面を持ちながら、自身の欠点や秘密を巧みに隠し、観客に疑念を抱かせる。このように、両者が自らの「役割」を演じることを通して、真実とはそもそも固定されたものではなく、見る者や関係者によって都度再構築されています。
そしてこれらの衝撃的な心理描写を通じて、現代における個人のアイデンティティ、情報操作、そして人間関係の脆弱さを問う作品となっています。
登場人物たちが普段見せる「完璧な」外面と、その裏に隠された本音や計算―メディアが構築する「物語」と現実との乖離にも鋭い視線を向けた作品となっています。
・ゴーン・ガールの最後シーンについて
ゴーン・ガールの最後のシーンは、ニックとエイミーの関係が完全に歪んだ形で締め括られています。ニックはエイミーの策略を知りつつも彼女の支配からは逃げられず、結果として「共に生きる」という選択肢しか選べなくなってしまいます。
エイミーは、ニックを完全にコントロールするために、自らの妊娠を利用し彼が逃げられない状況を作り出します。そしてニックは彼女の本性を知りながらも、世間体やメディアの圧力などによって今後も彼女との生活を続けることを選ばざるおえなくなります。彼らの関係は、愛と憎しみ、支配と服従が入り混じったものであり、観る者に強烈な印象を残すものとなっています。
この結末は、単なるサスペンスの枠を超え、結婚や人間関係における「真実」と「虚構」の曖昧さを観客に問いかけています。
・ゴーン・ガールの最後のセリフについて
ゴーン・ガールの最初と最後のセリフが一致していることは、この物語のテーマを象徴する重要な演出の一つです、この構造は、映画全体を通じて繰り返される「真実と虚構」「表と裏」「愛と支配」の関係を強調しています。
最初のシーンでは、ニックがエイミーの頭を撫でながら「彼女の頭の中を覗いてみたい」と語ります。この言葉は、彼が妻の本心を理解できていないことを示唆し、結婚生活の不透明さを象徴しています。そして、物語が進むにつれて、エイミーの計画が明らかになり、彼女がニックを完全に支配する形で関係が固定されていくことが描かれます。
最後のシーンでは、ニックが再び同じセリフを口にします。しかし、この時点では、彼はすでにエイミーの本性を知っており、彼女の頭の中を「覗きたい」という言葉は、単なる好奇心ではなく、恐怖や諦めの感情を含んでいます。この繰り返しによって、ニックの心理的な変化が強調され、彼がエイミーの支配から逃れられないことを示唆しています。
この演出は、映画のテーマである「結婚の本質」「人間関係の支配構造」「メディアによるイメージ操作」といった要素を強く印象づけるものとなっています。最初と最後のセリフが同じであることで、物語が円環構造を持ち、ニックとエイミーの関係が閉じられたループの中にあることを暗示しているのです。
この結末をどう解釈するかは、観る者の視点によって異なりますが、あなたはどのように感じましたか?
・ゴーン・ガールは実話なの?
「ゴーン・ガール」はギリアン・フリンの小説を原作とした映画で、実話に基づいて書かれたものではなくフィクションとして紹介されていますが、一部では2002年、アメリカのバークレーで発生した「スコット・ピーターソン事件」がモデルではないかという噂です。
なので多くのメディアでは実話ベースのフィクションとも言われています。
「スコット・ピーターソン事件」とは、2002年クリスマスイブに米カルフォルニア州で妊娠8ヶ月だったレイシー・ピーターソンが失踪し、夫であるスコット・ピーターソンが同情され、メデイアで注目されたが、ピーターソンが不倫していたとわかると、メディアは手のひらを返して、過去のスキャンダルを次々と暴き、翌年4月、サンフランシスコ湾でレイシーと胎児の遺体が発見され、ピーターソンはレイシーに対する第一級殺人、胎児への第二級殺人の容疑で逮捕された事件・・・・
Netflixでもドキュメンタリーが配信されているので興味のある方はチェックしてみてください。
→Nシリーズ アメリカン・マーダー: レイシー・ピーターソン殺人事件>>
ゴーン・ガール、ネタバレありのレビュー評価を紹介
映画、ゴーン・ガールについてのまとめ

映画『ゴーン・ガール』は、単なるサスペンスやミステリーの域を超え、現代社会における「真実」と「虚構」「表と裏」、さらには個人のアイデンティティや結婚という制度そのものをテーマにして物語となっています。
中には、「ただのクズ男 vs サイコパス女のお話。」なんて厳しい評価もありますが、個人的には、目まぐるしく立ち代わる登場人物と、二転三転する展開に引き込まれっぱなしでした。またこの映画のテーマ、現代人が内面や他者との関係性、そして社会が構築する「真実」というものをどのように捉えるべきか、などに注目してみると面白く感じますよ。
ただ、物語の非線形な語り口法や伏線の張り方で、一度見ただけでは理解しきれない複雑な構造を持っているので何度か観てみるといいかもしれませんね。
ゴーン・ガールの映画、サブスク(動画配信)情報
そんなゴーン・ガール、まだ観たことがない方、もう一度観て理解しなおしたい方にネットのサブスク(動画配信)情報を紹介したいと思います。
現時点でゴーン・ガールを見放題で配信で楽しめるのは、U-NEXT、Hulu、Disney+、となっています。Amazonや楽天市場でもBlu-rayやDVDが安く売っているのでぜひチェックしてみてください。